出生地

こんにちは。ユリカです。

 

お彼岸も過ぎ、すっかり秋めいてまいりました。お散歩にはもってこいの季節です。

 

先日、母と「出生地を見に行く散歩」をしてきました。

以前から母が「産まれた場所を見に行きたい!」と言っておりまして、気候の良いこの時期に思い立って出かけてまいりました。

 

目的地は、渋谷区富ヶ谷。ね、「旅」って距離じゃないんです。お散歩(笑)

 

便利な世の中です。スマホの地図に住所を入力すると、バッチリ目的地を教えてくれます。

母の覚えていた番地は、今とは表記の違うものでしたが、しっかりと地図上にマークされました。

 

富ヶ谷までは、地下鉄でも小田急線でも行けますが、お天気が良かったので原宿駅から歩きました。代々木公園の横をぐるーっと回ると富ヶ谷です。

 

スマホのおかげで、母の出生地…当時住んでた場所はすぐに見つかりました。

代々木八幡駅のすぐ近く。昔の面影はまるでなかったとのこと。

 

それから上原までお散歩して、ランチして、松濤を回って渋谷から帰路につきました。

歩いた歩数は、15000歩。うーん!満足!

 

母には兄がいるのですが「兄貴は広尾の日赤病院で生まれてるのよ!差つけられたわよね!」とプンプン!

 

いやいや!ちょっと待ってくださいよ!あたしはどーなのよ!!!

 

そうなんです。

私の母子手帳は「世田谷区」のもの。当時両親は三軒茶屋に住んでおりましたが…いわゆる「里帰り出産」というやつで、私は母の両親が住んでいた千葉市で生まれたのでした。祖父母は、戦後、東京を焼け出されて、千葉に引っ越したのです。で、私が生まれて、両親も東京から千葉に引っ越してきたのでした。

 

そこまでなら、まぁいいんですけど…

 

 

我が母は幼少の私に時折「あんたは千葉生まれ!」とバカにするような言い方をしたのでした。

 

 

あのさぁー!子どもは自分の生まれる場所を選べませんから!!!千葉で生んだのはあなたでしょー!!!

 

以上の話は、私出生地を訊かれるたびに「聞いてくださいよー!涙なしには聞けない話なんですぅー!」としてきたのでした。

 

 

今まで母には何も言わず黙っていましたが、いい機会だと思ったtので…

「自分であたしを千葉で生んでおきながら、バカにするってひどいよね!」と私。

「そーよね。出生地ってずっとついてまわるもんね。東京で生んであげればよかったわね」と母。

 

私は母にバカにされ続けたおかげで、ずっとコンプレックスを感じていました。千葉はダメなんだとも思ってきました。ま、「東京で生んであげればよかったわね!」なんて言ってること自体もちょっと問題かもしれませんが…(笑)ホント「上から目線!」(涙)

しかし、母の私への上から発言は、自分のお兄さんに対する文句のとばっちりなんでしょうね!負けず嫌いです。ウチの母…ある意味…幼い?(笑)

 

まぁでも最近「まぁいいか!」ってちょっとひらきなおりました!それに母にはっきり言ったからスッキリしました。

 

今度は、両親が住んでいたところを散策してこようと思っています。

 

仲良し親子でしょ?私は反抗期がめちゃめちゃ長かったので(笑)今は罪滅ぼしです(笑)

 

そんな九月の一日でした。

 

お付き合いどうもありがとうございました!ユリカでした!